ソリッドフィルムルブリカンツについて

代表的な製品一覧

Solid Film Lubricantsって何ですか?

潤滑成分の微粒子と、密着させるバインダーを特殊なキャリヤーとブレンドしたもので[潤滑ペイント]ともよばれるものです。

どんな働きを持つのですか?

金属の表面に塗って、自然乾燥か炉で焼きつけ密着させます。出来た被膜は金属の摩擦を小さくし、磨耗を減らす働きをします。

何故使うのでしょう?

40年以上前、宇宙産業の要請で開発されました。
今までの潤滑剤(オイルやグリース)では役に立たない、使えないような場所で使えるからなのです。

  • 広い範囲で使えます。
    -459゜F(-273.0℃)~+2000゜F(1093.3℃)
  • 250,000ポンド(113,4T)を超える荷重に耐えるものもあり、荷重が増すと摩擦係数が下がるのが特徴です。
  • さびや腐食、そして化学物質に耐性があります。
  • ほこりやごみを付着させません。
  • 放射能や高真空中でも使え、液体酸素に耐えるものさえあります。
  • 付着した被膜は経年変化がありません。
  • 一度組み込んだら再潤滑できない様な部品にも使用できます。
  • 経年変化がないので運転休止がある機械部品にはもっとも適します。

使用例をあげると

  • 化学薬品、燃料、溶剤などが接触する部分に。
  • オイルが流れて汚染する様な部分に。
  • 荷重でカジリやひっかきが起こりやすいAIやTi材の部品に。
  • 電位差腐食の起こりやすい部品に。
  • ほこりっぽい環境で、オイルやグリスの潤滑だとごみが付着して運転の障害になる様な時。
  • オイルやグリスの使用温度範囲を超えた時。
  • フレッティングコロージョン(微振動摩擦)の防止に。
  • 次のような稼動部品に。
    ファスナー、ギヤー、カム、ボールジョイントベアリング、スライド部、弁、レバー、ローラ、コンベアーなど、使用範囲は無限にあります。

宇宙用ボールねじ

宇宙用ボールねじ

日本の宇宙飛行士 若田さんが宇宙から回収して来た、当社の製品です。筑波の日本宇宙開発事業団の展示館で実物を見てきてください。

どうやって塗布するのですか?

  • 塗布方法には次の様なものがあります。
    スプレー、漬込み、刷毛塗り、回転スプレー、漬込み/回転などです。
  • 被膜の厚さは7.5μ~12.5μ位が標準です。この厚さが最も効果的で耐久性の発揮できる厚さです。スプレー方式が最も適した塗布方法ですが、部品の方やサイズで最適な方法を選びます。
  • ソリッドフィルムルブリカンツとは潤滑材の吊前ではなく一つのシステムとして理解してください。基金属から前処理、塗布、焼付まで全ての工程をシステムとして捉えなくては良い被膜は得られません。失敗例の80%は前処理の上適切で、残りの20%は潤滑材の選定ミスといわれています。

Everlube®の製品にはMILや企業企画製品が揃っています

宇宙開発から発したS.F.L.はMIL、NASAのスペックに従って開発されたものが多くあるからです。その他航空、自動車、エレクトロニクス、通信機器などの多くの企業の規格品が揃っています。

万全の品質管理

ISO9000適合工場で生産される製品には、1缶毎にBatch No.製造年月日、有効期限が明記されています。品質証明(無料)テストレポート(有料)も発行しています。

技術サービス

利用者の方々のニーズには代理店が適切なアドバイスでお手伝いしますし、本社のラボでは世界中のエンドユーザーの技術サポートを行っています。

環境問題の対応は

世界的に環境問題の規制は年々厳しくなっています。Everlube®社では環境配慮型の製品を80年代から開発しています。98年には一般品も独特の溶剤システムに改善し、安心してお使い戴けます。

使用期限は

水系で6ヶ月、溶剤系で12ヶ月ですが、保管場所は25℃以下の冷暗所が望ましい条件です。水系の製品は凍らせると使用できなくなります。